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長所はまったく意味不明です。
「革命的な国際分散投資」と書かれていますが、どこが革命的なのでしょうか。
表面上は、高級なファイナンス理論(投資理論)を応用している使い古されたトリックかなり有名な話ですので、新鮮味がありませんが、つぎの図開の広告について、ひとつクイズを出したいと思います。
典型的な株式投資信託の広告ですが、中央に、過去の運用実績のグラフが示されています。
グラフにある「凸凹平均株価」は架空の株価指数ですが、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)のようなものだと思ってください。
グラフをみると、この投資信託の基準価額は凸凹平均株価を上回る値上がりとなっています。
要するに、この投資信託は過去に大きく値上がりしており、しかも、凸凹平均株価を基準として比較しても、優れた運用実績だったことを強調したいようです。
これまでのクイズと同じように、あなたの知人が新聞でこの広告をみて、運用実績に魅力を感じ、この投資信託を買おうとしているという設定で、あなたならどんなアドバイスをするかを考えてください。
「過去の運用実績を誇示する新聞広告が出ていても、その投資信託の運用が上手とは言えない」という話を、いかに説得力をもって示せるかがポイントになります。
答えを知っている読者も多いと思いますが、よくわからないと感じた読者は、ぜひじかのように宣伝しつつ、実際にやっていることは、ファンド・オブ・ファンズなのにファンド・オブ・ファンズと書かずに売るという、極めて姑息な工夫でしかありません。
では、クイズの答えを述べます。
つぎの話をていねいに説明した上で、「このグラフに騙されてはいけない」とアドバイスするべきでしょう。
そもそも金融機関側は、過去に結果として運用成果がよかった投資信託があれば、その新聞広告を出し、過去に運用に失敗した投資信託については、新聞広告を出さなければよいのです。
もし何らかの都合で、運用に失敗した投資信託の広告を出す場合でも、過去の運用実績を無理に示す必要はありません。
つまり、たまたま運用に成功したときにだけ、運用実績を誇示するような新聞広告を出すことが、金融機関側とすれば合理的です。
実際に、新聞の金融商品広告でこういったグラフの入ったものをみると、そのほとんどが優れた運用実績を上げています。
したがって、この広告のグラフは、運用の上手・下手についての情報を与えてくれません。
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